フルッタフルッタでは、他分野の企業とアライアンス提携し、アグロフォレストリー産の多様な原料をバランスよく分業しながら使用することで生態系を保ちながら全体の需要を高め、経済の力で自然資本の回復に寄与しようという試みを実践しています。
そして消費量を増大させることで地域に利益を還元し、結果として『森』が再生され拡大する好循環が生まれることを目指しています。
多くの企業は効率性を追求しようと一社一分野の単一的な主力商品に偏る傾向があり、原料を栽培する生産現場もモノカルチャーのプランテーションが常でした。
一方、アグロフォレストリーは多様性から成り立っています。フルッタフルッタではそれらの多様な原料をバランスよく消費し維持するために、他分野に渡る企業で「分業」する試みを始めています。
アグロフォレストリーアライアンスに関する
お問い合わせ
株式会社フルッタフルッタ 広報担当
1.容易な商品化
既存商品の原料とアグロフォレストリー原料を置き換えるだけで商品化が可能です。
2.直接的・積極的なCSR=CSVの実現
近年、企業によるCSR活動が一般化していますが、本業と直結しない場合も多く、経営の重荷になりがちです。そこで企業が利益を上げながら社会貢献するCSV(Creating Shared Value = 共有価値の創造)が注目されています。アグロフォレストリー原料を使用することにより本来の事業と直結したCSV活動が可能です。商品が売れれば売れるほど企業は環境に貢献することができるため、利益を追求しながらもより積極的なCSV活動となります。
3.環境貢献度の数値化
トメアスのアグロフォレストリーは現在7,000haほどあるとされており、そこで高木樹種が固定する温室効果ガスは年間でおよそ5,3185tと試算されています。(自社調べ)
よって年間で生産される原料で割り込むことで一製品あたりのCO2固定量を算出することができます。
また、アグロフォレストリー原料を使用した製品にグリーンエコノミーの認証マークがつけられれば企業のメリットになると考えています。
※上記ロゴは自社で独自にデザインしたものであり、今後グリーンエコノミーの第三者認証が構築されるまで一時的に使用する予定です。
アグロフォレストリー原料の使用を世界中のエシカル企業に広げることによって需要が拡大し、生産地をグローバル化することができます。そこでフルッタフルッタはCAMTAとの全面協力で、アグロフォレストリーの基幹作物であり大きな市場規模をもつカカオを、日本だけでなく世界のエシカルな企業に導入を図るためのBOPカカオプロジェクトを開始しました。
CAMTAからは小規模農家へアグロフォレストリーの普及活動を行い、当社はBOP層が持続的に経済活動をするための市場側からの支援を行い、南半球の自然資本の維持・再生を北半球の市場が担う理想的なサスティナブル社会の実現に貢献して参ります。