みなさん、みなぎってますかー‼
フルッタフルッタ広報の松田です。
さてこの度フルッタフルッタでは、かねてからの念願であった「アサイーの日」を記念日登録しました。
ここでは、「アサイーの日」制定にあたっての背景などをお話したいと思います。
記念日を定めるにあたって最も悩むのが、何日にするべきかという問題。
せっかく定めるなら広く浸透してもらいたい。
フルッタフルッタだけのものにはせず、アサイーをとりまく文化やストーリーを伝え、
誰もが言いたくなる、使いたくなるような、多くの人に共感してもらえる意味のある日付にしたい。
ブラジルのパラ州が制定している「アサイーの日」(9月5日)と一緒にするべきか・・・と
色々と考えましたが、これしかない!と結論に至ったのが9月16日でした。
なぜ9月16日なのかといいますと、アサイーが今日アマゾンの産地からブラジルの国内各地どころか、
日本や海外諸国に運ばれ、消費されている背景には、日本からブラジルのアマゾンに移住した
日本移民がアサイーの量産化に成功したことが大きく影響しています。
そこで、「アサイーの日」を彼らの功績を称え、感謝する日とするには・・・と考えたところ、
第一回移民船がはじめてアマゾンに到着した日の9月16日に因むのはどうかと思い立ったのです。
ちょうどアサイーの収穫期(8月末~12月)でもあり、ちょうど良い!と。
第一回アマゾン移民を乗せた「もんてびでお丸」(商船三井提供)
ですが心配事がひとつ。
日本での「アサイーの日」をアマゾン日本移民に因んだ9月16日にするにあたり、
本国の「アサイーの日」とは異なる点をブラジルの人々にどのように思われるかと・・・。
そこで日頃より懇意にしていただいている駐日ブラジル大使館に相談したところ
担当の方が機転を利かせてすぐさま大使へ話を通してくださり、
「とても興味深い取組みで協力したい。イベントを開催するなら大使館の施設を提供したい」と
賛同していただくことができたのです。
大使の後押しを機に、今年がアマゾン日本移民90周年ということもあり、
このタイミングを逃す手はない!と記念日登録を行いました。
これで「アサイーの日」は毎年9月16日に訪れるものとなり、
この日に定められた背景を知った人が、日本人移民の偉業を知り、
日本人としての誇りを感じられる日となることを願っています。
来年、再来年、そしてずっと先の「アサイーの日」がどんな日になっているか、今からとても楽しみです。