フルッタフルッタが提供する、スーパーフードの魅力を余すところなくお伝えするウェブコンテンツ企画。
フルッタフルッタの商品、歴史、未来についてちょっとばかしフカイー話を語ります。
記念すべき第1回は『土用の丑の日にはアサイー!?アサイーで暑い夏を乗り切ろう企画』。
アサイーに関してのフカイー話を、オリンピックアスリートをはじめキッズ、ユース、マタニティ、シニアなどの体づくりをサポートしている、Office LAC-Uの石川三知さんをお招きし、当社フルッタアサイーシリーズの開発担当である花井英裕との対談内容を4回に分けてお届けいたします。
これから本番を迎える暑い夏をアサイーで乗り切りましょう!
▼石川三知 さんプロフィール
Office LAC-U(オフィス・ラック・ユー)代表。
スポーツ栄養アドバイザー
2004、2009~2014年度 JOC(日本オリンピック委員会) 強化スタッフ。
スピードスケート/岡崎朋美選手、フィギュアスケート/荒川静香選手、髙橋大輔選手、陸上短距離/末續慎吾選手、競泳/渡部香生子選手、全日本男子バレーボールチーム、新体操日本代表選手などオリンピックメダリストを始めとする多くのアスリートの栄養サポートを行う。
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石川)2004年にあるTV番組の「ジュースバー特集」で私がメニューをプロデュースしていたお店とフルッタフルッタのお店が一緒に取り上げられたのがきっかけです。
私は選手たちのコンディショニングにフレッシュジュースを取り入れていたので、アサイーに関心があり、番組終了後からコンタクトがはじまりました。
アサイーについては、アメリカでアサイーボウルを食べたことがあったので知っていました。ですが他のフルーツと色々と混ぜられていて味がよくわからず、栄養素もわかりませんでした。
番組を通して「あのアサイーが日本に上陸してるんだ、しかもアスリートの栄養管理にも取り入れやすいジュースの形で!」とうれしくなった記憶があります。
当時はまだフルッタアサイーシリーズのようなドリンク商品はなく、店舗(フルッタフルッタバー)でのドリンク販売だけでしたね。
―花井さんは2012年に入社して、その時に初めてアサイーを知ったということですがその時の印象は?
花井)それまで全くアサイーを知らずにいたのですが、ナチュラルな感じの飲料を作っているというところに魅かれて入社しました。
素晴らしい会社だなと思って、面接を受け、そこで初めてアサイーというものを知り、実際に販売されているカート缶のアサイードリンクを飲みました。
石川)第一印象はどうでしたか?
花井)とても美味しかったです!
ところが、いざ入社してアサイードリンクの原料であるアサイーパルプ(冷凍ピューレ)を見た時になんだこの色は?」「本当に果物なのかな?」と。
食べてみるとほとんど味はないし、これまでにない新しい食べ物に出会ったかのようにすごく衝撃でした。
そのアサイーパルプの中に様々な栄養素が豊富に含まれていることを理解するにつれて、アサイーの魅力に取りつかれていきました。
―石川さんにお聞ききします。アサイーと出会ってその栄養素を知る中で、これはすごいな!って思ったことはありますか?
石川)アサイーの栄養価もさることながら、フルッタフルッタがどういう会社で、長澤社長がどういう想いで事業をはじめたのか。
ブラジル・アマゾンへ渡った日本人移民の歴史、現地での艱難辛苦、そしてアグロフォレストリーなど、バックグラウンドの話に強く惹かれました。
幾つもの果物が持つ栄養素だけではなく、その背景だったり、どうしてこのような植物があるのか、植物同士の共生であり多様性であったりなど、私の中で今まで学んだり、感じていたことが合致するようで、 本当に感動しました。
石川)その時点で、栄養素の詳細は解りませんでしたが、まずアマゾンの暑くて強い紫外線といった厳しい環境の中で、種を守るためにある実と皮にはそれだけの力がある、その事実に興味を持ちました。
私は、選手たちに何を選んで、どう食べるかを伝える際に、例えば野菜や果物の場合も栄養素の解説を中心にはしていないんです。
この栄養素を摂りなさいではなく、「部位を意識して食べること」を伝えています。
石川) 土の下の部分、葉の部分、実の部分とまったく働きが違うのです。
土の下は日が当たらなくても元気、ひんやりしていても元気、水と土からミネラルを吸い上げて、なおかつその他の土の上にある部分を支えるための働きをしているということだから、それに適した栄養が多いはず。
葉は光合成をしている。つまり、エネルギーを作り出しているということは、それに適した栄養性が多い。では実は、というと、どのような周囲の環境からも、大切は種子を守る力が実と皮にはある。
だから「ちゃんとその力を借りましょう」と選手に話をしています。
アサイーはおそらく地球上でもっとも厳しい環境のひとつであるブラジルのアマゾン(熱帯雨林)に自生しているわけで、自分が肉体的にも精神的にもアマゾンぐらいハイプレッシャーな環境に置かれているのであれば、是非アサイーの力を借りましょう、ということです。
アサイー以外のアマゾンフルーツに関しても栄養素だけでなく、木の高さなどの周辺環境も教えてください、と長澤社長にお願いしました。
石川)木の高さによって生態系のなかでの役割が変わります。
そうするとアサイーの栄養素やパワーもすごいけど、他のアマゾンフルーツを組み合わせることにより、栄養素だけではない、私たちの想像を越えた何かが生まれるのではないかと思っているのです。
相互作用、相乗効果をイメージした組み合わせでレシピを作ったらいいのではないでしょうか?
花井)栄養士さんというと栄養素のことを中心に考えられているのかと思っていましたが、これまでにない斬新さがあるというか、新しい視点で本当に勉強になりますね。
石川)栄養面や機能面などを裏付けるサイエンスはもちろん大事です。ですが今は解明されていなくても「そこにある事実」に基づく大事なことがあると私は思っているんです。
〜次回へ続く〜
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#2「栄養士としてどの様にアサイーを見ているか?」はこちらから
#3 「アスリート達への栄養管理でアサイーを活用」はこちらから
#4「そもそも夏バテとは?なぜアサイーが夏バテにいいのか?」はこちらから